旅と漫画とコーヒーと

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斎藤幸平著『人新世の「資本論」』を読んで

大学時代か高校時代に社会主義は資本主義を経て到達するみたいな話を聞いた覚えがあって、それを定期的に思い出しては「あれなんだったかなぁ・・・」ってなってたので、それをこの本を読んで「あ、やっぱそういう話あったよね」となった。

この本の内容云々以前に、長年のもやもやが少し晴れたと言う点からこの本読んでよかったなと思った。(何でこの話を聞いたのかは一向に思い出せないけど・・・)

一人の意見を聞いて自分の行動を決めると言うことはしないので、この本を読んだからと言ってあれをするこれをする(またはその逆であれはしないこれはしない)というのはないけれど、なるほどなかなか説得力のある本ではあったし、読みやすかった。

読めば読むほど、近代以前の研究者というのはその研究領域が驚くほど広くて圧倒される。もちろん、現代の研究者も自身の専門分野だけでなくそれ以外の分野にも研究の裾野を広げているだろうけど、深さが全然違うんだと思う。

近代以前に比べて現代の場合は分野が細分化している影響でなかなか研究領域を広げられないと言うのもあるかもしれないし、何より『情報量』と『それを考える時間』が近代以前と現代とでは違うから致し方ないのかもしれない。

だからこそ、『マルクス』のような研究領域が広い過去の人をを研究する人ことが現代でが有効かつ重要で、それを研究する人もいるんだろうな。

『過去』から学ぶってやっぱり大事だな。

 

 

 

 

の最初の方にマルクスの考えは云々のところを読んで