『ニコラのおゆるり魔界紀行』を読んで
宮永麻也『ニコラのおゆるり魔界紀行』全4巻を読んだ。
別のハルタコミックス作品の単行本に入っていた試し読みを読んで面白そうだなぁと思って買った本作品。
試し読みした話が旅っぽかったのと、絵柄も嫌いな感じではなかったので楽しめるかなと思っていたけど、十分過ぎるほど楽しめた。
悪魔族の旅商人のサイモンは何だかんだいいつつも、優しくて面倒見が良くて、人間(ちょっとだけ魔法が使える魔女)のニコラは向こう見ずな感じもあり突っ走っていってしまうけど、それが結局事態を好転させて結果オーライな感じとか、とても良かった。
魔界の色んな種族のキャラが出てきて、その誰もがそれぞれ味があって飽きなかったし、キャラにあった話な感じがして楽しかった。
話によってはほろっとさせてくるのもあったりして、涙脆い自分はほろっとどころか涙が止まらない!みたいにもなったり。
何よりも単行本書き下ろしの「旅のそのあと」がとてもよかった。
1ページだけだけど、ほっこりさせてくれた。
さて、もう1回第1話から読み返そう。