『鳥が好きすぎて、すみません』を読んで
『鳥が好きすぎて、すみません』(著者:細川博昭)を読んだ。
文章読み上げ機能を使って読んだので、正確には読んだというよりも聞いたが正しいけど。
基本的には鳥に関する話なんだけど、その「関する」の幅がすごく広くて非常に読み応え(聞き応え)のあった本だった。
鳥の話ではあるけれど、人の話でもある、そんな風に思うとても良い本だった。
「野生の鳥」と「飼い鳥」との違いは、「戦争や貧困やその他諸々の理由で今を生き延びるのに必死な人間」と「ある程度の経済的余裕や精神的余裕があって未来をどう生きるかを考える人間」との違いでもあるのかな、とぼんやりと思った。
考える余裕があるというのは平和で裕福で、満たされているからできること。